【初期設定】自動換気装置の使い方【タッチパネル/Wi-Fi環境】

現在、本ページ作成中です。

自動換気装置を取り付けた後の動かし方を説明します。
この記事を読むと、自動で換気・内張巻き上げ・遮光、スマホからの操作が出来るようになります。
また、取り付けがまだの方は、取り付け方法の記事からお読みください。

動かし方はYoutubeでも動画公開予定です。
記事よりも雰囲気が伝わるため、より分かりやすいかもしれません。

(Youtube近日公開予定)

全体の流れ

  1. 制御盤の起動
  2. 各モーターの上限/下限設定
  3. 自動運転の設定
  4. 各モーターの動作設定
  5. インターネット接続

これが出来れば自動運転とオンライン化が完成です。
スマートフォンやパソコンで開閉状況を確認したり、操作もできます。

制御盤の起動

STEP
コンセントをつなぐ

家庭用電源100Vにコンセントをつなぎます。
3Pコネクタを採用しています。アース付のコンセントに接続してください。

もしくは、雷サージ対策用の電源タップを使用してください。

アースの重要性
落雷による故障の可能性を少なくするために、アースを接続してください。
アースを繋げずに使いやすくなる、このような変換アダプタもありますが、オススメしません。

STEP
ブレーカーをON

箱を開け、ブレーカーをONにして、通電させます。
起動音と共に、外側のタッチパネルにロゴマークが表示されます。

STEP
動作スイッチをRUN

タッチパネルの背面に動作スイッチがあります。RUN(起動)/STOP(停止)です。
緊急停止させたいときは、この動作スイッチをSTOPに切り替えてください。

各モーターの上限/下限設定

モーターには、内蔵された安全装置があり、巻き上げすぎることを防ぎます。
(STEP5のタッチパネル設定でも行えるため、二重の防止策になっています)

モーターの防水パネルを開けて、つまみを動かすと上限・下限の位置を変更できます。

STEP
モーターの上限・下限スイッチの場所を確認

モーターには、上限・下限スイッチがあり、動かしすぎることを防ぎます。
(STEP5のタッチパネル設定でも行えるため、二重の防止策になっています)

防水パネルを開けて、つまみを動かすと上限・下限を変更できます。

防水のため、背面パネルの下に調整つまみがあります

2つがそれぞれ上限・下限になっています

つまみを軽く押し込み、回転させます

STEP
メンテナンスモードで試運転

タッチパネルから試運転してみましょう。
モーター1を試しに動かして、上限・下限の設定を試みます。

電源を入れた直後は
自動モードになっています。
メンテナンスモードに切り替えます

モーター1を試しに動かします
OPENかCLOSEを押します

LEDランプ点灯と共に
モーターがどちらかの方向に回転します

動作中はボタンの表示が変わります

動作を止める場合、
もう一度ボタンを押します

2つ以上のボタンを押すと、
動作が停止します

試しに動かす場合、回転方向があっているか確認してください。
もし、回転方向が逆の場合、次の操作で反転させることができます。

逆転させたいモーターの番号を押す

回転方向を押す

逆転に切り替わると、
回転方向が先ほどと逆になっています

タッチパネル操作で動かしているにも関わらず、動かない場合は上限/下限スイッチが効いているかもしれません。
次のSTEP3を確認してください。

STEP
モーターの上限・下限スイッチを設定

手動動作させながら、モーターを動作させたい範囲を調整します。
モーター内部では回転数を把握していて、何回転動いたか、によって上限・下限が認識されています。

例えば、赤ランプが点灯し回転している場合。
赤のカウントが減っていき、0になると強制にモーターへの通電が切れて、停止します。
また、この時に緑のカウントが増えていきます。

緑ランプが点灯している場合は、逆に緑のカウントが0になればモーターが停止します。

巻き上げ方向が赤の場合、
上限位置で赤のカウントが0。下限位置で緑のカウントが0になるように設定します。

STEP
モーターの動作を確認

上記設定で過剰な巻き上げ、過剰な巻き下げを防ぐことが出来ました。
上げ下げを何度か繰り返して、問題なく動作しているか確認してください。

また、よくあるトラブルを紹介します。ご確認ください。

動作中に別のものを巻き込む
マイカ線の巻き込みはありがちです、注意

草やツタも巻き込み注意
特にオフシーズン明けは伸びていることも多いため、注意

ケーブルが絡んでいないか
チェックしてください

自動運転

STEP
3段階動作の時刻を設定

自動モードでは24時間を3つの段階に分けて制御します。

  1. 日中(光合成の促進)
  2. 夕方(転流の促進)
  3. 夜(呼吸の抑制)

季節が移り変わり、変更したくなったらいつでも変更できます。

手動モードから
自動モードへ切り替え

Settingへ

日の出時刻など考慮して
時間を設定

STEP
インターバル時間の設定

自動運転では、モーターは開度を5つに分けて、段階的に巻き上げ、巻き下げを行います。
段階的に動作させることで急激な気温変化を防ぎ、作物のストレスを軽減します。

例: インターバル時間 180秒で、巻き上げを行う
25% 巻き上げ

設定温度より気温が高くなった時、20%巻き上げる

インターバル時間(180秒)待つ

180秒待機。

さらに25% 巻き上げ

まだ、設定温度より気温が高い場合、さらに25%巻き上げて、50%まで巻き上げる
高くなければ、何もせず、待機じます。

インターバル時間(180秒)待つ

180秒待機。

以降、繰り返し
STEP
Wi-Fi設定

2.4GHz帯のWi-Fiにスマートフォンを接続します。
ブレーカをONにして、制御盤の電源を入れます。
タッチパネルの背面にあるボタンを長押しします。
スマートフォンのアプリからWi-Fiのパスワードを設定します。
背面の小さな液晶パネルを見ながら、Wi-Fiの設定を完了させます。

STEP
モーターの上限・下限を設定

これにより、巻き上げすぎを防ぎます。

STEP
時間帯を設定
STEP
動作方向を確認
STEP
動作温度を設定
STEP
動作モードを設定
STEP

動作記録の確認