毎日の繰り返し作業から、自由になる。
圃場の見回り、水やり、換気の開け閉め…。同じ作業を毎日繰り返すのは、地味に体力と時間を奪います。
悠々システムは、そういった繰り返し作業を機械に任せるために、私たちがDIYで作っている装置たちです。
少量・オーダー生産したものは、下部の作成実績でご覧いただけます。
あなたが今、いちばん時間を取られていることは?
比べて選んでいただくページではありません。まずはご自身がいちばん困っていることから探してみてください。
水やり・施肥を自動化したい
まずは下の「自動潅水装置」から、水耕・ハウス土耕・小規模のうちご自身のやり方を選んでください。面積が小さく、まず水やりだけを自動化したい場合は、その下の小規模版もあります。
自動潅水装置
水耕にも、ハウス土耕にも対応しています。
まずは水耕・土耕・小規模のうち、ご自身のやり方から選んでいただく作りにしています。
データロガーの日射量と連動すれば、日射比例潅水も行えます。
水耕栽培では、DFTの水位を取得して一定のEC・水位を保つこともできます。
廃液量との連動は、現在開発中です。

小規模 少量多潅水システム
小さな面積で、まず潅水だけ自動にしたい方向けです。
安価に自動水やりが実現します。
液肥・pH調整は本体に含まれません。肥料の濃度をこの装置で設定・管理することはできません。
先にお伝えしておくと、この装置単体で使える潅水条件は「タイマー」と「土壌水分」です。「日射比例」で潅水したい場合は、別売のデータロガーと組み合わせてください。
フルーツトマト栽培などに使った事例も紹介しています。

廃液ロガー
自動潅水装置と組み合わせて使う、養液土耕の廃液量・ECを測定するデータロガーです。
「廃液量が給液量の1/3になるように給液したい」といったご要望に応えるために作りました。
以下の項目を測定します。
- 廃液水温
- 廃液EC
- 廃液量

ハウスの温度・湿度管理を任せたい
側窓の開け閉めや遮光カーテン、夏場の温度管理まで、タッチパネルとスマホから操作できます。
自動換気・遮光装置
モーターを動かして、カーテンの巻き上げ・巻き下ろしを自動でしてくれる装置です。
気温が高くなったら側窓を開けたり閉めたり、時間で天井の遮光カーテンを動かしたりもできます。
タッチパネルとスマホからの操作が簡単に実現できます。

細霧冷房
細かい霧を発生させ、気化熱で周りの熱を奪う装置です。
冷房としての気温管理はもちろん、飽差を管理することで光合成効率をアップさせ、高収量を目指せます。飽差が高くなりやすい夏場、大活躍の装置です。
開始時間、終了時間、停止飽差を設定できるため、乾燥気味の時だけ自動でミストを発生させることもできます。
井戸水の場合はフィルターの追加で対応実績があります。水質によってはノズルが詰まることがあるため、導入前にご相談ください。
数値を記録して、判断材料にしたい
気温や日射量などをクラウドで見える化し、他の装置のトリガーとしても使えます。
データロガー
気温や日射量、肥料濃度など11項目を測定し、見える化します。
取得した値はクラウドに上がるため、スマートフォンやPCで見たり、ほかの制御機器のトリガーとして使うことができます。
- 気温
- 湿度
- 飽差
- CO2濃度
- 瞬間日射量
- 24時間積算日射量
- 水温
- 養液EC
- 土壌水分量
- 土壌温度
- 土壌EC
圃場での利用には2.4GHz帯のWi-Fi環境が必要です。電波が届かない場所は、次にご紹介するゲートウェイと組み合わせてください。

ゲートウェイ(無線環境を作る)
圃場にWi-Fi環境を作る装置です。
携帯電話の回線が届く場所(3G、LTE)であれば、どこでも使用可能です。
Wi-Fiがあれば、データロガーや他の機器がインターネットに繋がります。接続エラーが出ないよう監視する機能も付いているので安心です。

このほか、CO2を効かせて収量を上げたい方向けの装置もあります。
小規模CO2施肥装置
暖房機ではなく、ボンベから生ガスを施肥する装置です。
二酸化炭素濃度が400ppmを下回ったときだけ、低濃度施肥をおすすめしています。経済的にも生育的にも高い効果を発揮します。
CO2は漏れた時に死亡事故に繋がる可能性があるため、積極的な販売は考えておりません。気になることがありましたら、ご相談ください。

作成実績
オーダー生産で少量納品用途や提携先、自社向けに作成した装置類の紹介です。イチゴ・トマトなどの一般的な栽培から、藻類や昆虫といった少し変わった研究用途まで、幅広く対応しています。
2025年7月 イチゴ高設栽培用 根域温適正システム

- ヒートポンプによるイチゴ栽培の根域冷却、加温システム
- クラウン温に影響を与えることで早期収穫が出来るか実験中(2025年秋判明)
- 酷暑化でのイチゴ栽培への影響を自社農場で実証
2025年5月 閉鎖型植物工場用 4段式イチゴ栽培装置

- 4段構造の水耕イチゴ栽培システム
- 各種値(水温・水質・溶存酸素等)のデータ取得
- 自動給水機能
2025年1月 イチゴ用風媒 自動授粉機器 試作
- イチゴの風を使った自動授粉装置
- ブロワーを往復運動することで、風で授粉
- タッチパネルによる設定、往復量、頻度調整など
- 2025年秋以降 より自社ビニールハウスにて実験、改良予定
2024年11月 ビニールハウス イチゴ栽培 電照


- イチゴ電照を設置
- 日没後、PPFD量は1未満の電照
- タイマー制御
2025年7月 温室用養液冷却チラー

- ヒートポンプによる冷却、加熱装置
- 養液温度の冷却、加温がヒーターに比べて省エネルギー、低コスト
- 汎用的な作物で使用可能
- 空間全体を温度調整出来ない場合に有用
2025年3月 閉鎖型植物工場用 飽差連動 超音波加湿装置(ミネラル飛散対策済)
- 超音波による加湿装置
- 作動時間、適正飽差設定可能
- 周辺電気機器に影響を与えないよう、ミネラル分除去機能付
- 自動給水のため、手動給水無し(週1で残水交換推奨)
- 外箱は現場に応じて、寸法や材質の変更可能
2024年12月 IoT機器50台同時接続可能 Wi-Fiルーター農業用ハウス仕様

- 50台までIoT機器同時接続可能
- ビニールハウス向けの高温多湿結露防止機能
- 電波状況が良くない際にリセット機能
- 月額約500円の携帯回線でWi-Fi環境作成
2024年11月 研究用通風量コントロール

- 通風量をコントロール可能
- (電圧・電流値で間接的に)通風量の再現が容易
- ムラが少ない風
- メンテナンス・消耗品交換が容易
2024年9月 自由落下式電磁弁水位コントロール

- 水圧が無い、自由落下仕様での電磁弁制御
- 水位コントロールに使用
- 時間・給水量・温度など、任意の設定で動作ができます
2024年11月 アクアリウム 水耕栽培用途 フロートスイッチ固定具


- フロートスイッチの固定具を作成
- アクアリウムでのアクアポニックス用途
- フロートスイッチを装着することで自動給水を実現しました
- フロートバルブで無電気給水できますが、あえて他の制御を噛ますために電気制御
2025年6月 住居空間用 多段式本ワサビ栽培装置

- 本ワサビ栽培
- エアコンによる空調は一般的な温度で可能(人間用の空調で25℃付近)
- 養液冷却機能、水の循環を適正化
- LEDによる栽培、株の増殖確認
2025年8月 食用藻類スピルリナ培養、半自動収穫システム

- 太陽光下で培養、半自動収穫機構。
- 現在100L未満で実証
- 1.5t水槽にて冬季の培養実験を検証予定(2025年秋以降)
- タンパク質重量20g/day=湿重量300g/day達成を目標に試験栽培
2025年8月 アメリカミズアブ培養、環境測定(未利用有機物の分解、昆虫由来タンパク質の獲得)
- 半屋外にて培養中、データロガーにて環境測定
- 昆虫重量に対する有機物分解量の検証中
下記Youtubeリンクは、昆虫が大量に映っています。
得意とする人以外は見ないことを強く推奨いたします…。
そのほかにも、以下のようなご依頼をいただいてきました。
- 2024年10月 湛液水耕用 栽培槽ごとに肥料濃度を指定して自動給水 タッチパネル式
- 2024年10月 水耕栽培槽 自動給水
- 2024年9月 LED用調光
- 2024年8月 ビニールハウス用 AC100V/200Vの電力量記録、停電アラート
- 2024年8月 コーヒー栽培用 自動施肥・潅水(上記潅水システムにも追加)
- 2024年7月 キノコ栽培用 CO2、湿度コントロール
- 2024年7月 微生物培養用途 有機JAS適合廃糖蜜自動施肥
- 2024年6月 ビニールハウス天井散水(飽差連動)
- 2024年5月 (改良)換気システム モーター配線巻き込み防止ガード追加
- 2024年4月 アクアポニックス用 DO,pH,EC測定ロガー
- 2024年4月 溶存酸素量測定ロガー(DO値)
- 2024年3月 (改良)データロガー 外部温度・湿度測定 高耐久通風仕様 消耗品交換簡素化
- 2024年2月 高湿度対応用 CO2コントロール
- 2023年12月 太陽熱温水器用水温監視ロガー、制御
- 2023年8月 移動可・タッチパネル式施肥&給水(2液式 肥料濃度変動)
- 2022年10月 微生物培養用途 高温サーモスタット(50℃以下、汎用ヒーター制御)
今でこそシステム開発をしておりますが、私はあくまで一農家でした。
省力化なんてどこから手を付けたら良いのか正直、全然わかりませんでした。
もし、何から手を付けたらいいのか…と悩まれる方がおりましたら、
・繰り返しの作業
・考えずにできる単純作業
を優先的に機械にお任せするようにして、省力化を進めていくといいかと思います。
悠々システムは、自分の単純作業を変わってやって欲しいと思って作った仕組みです。
まだまだ荒削りなシステムですが、何か動き出したい場合は、お力になれるかもしれません。
お気軽にご相談ください。
